2025 年 6月 24日 (火)
ホーム社会土地トラブルが凶行に…韓国・隣人夫婦が農作業中の一家を斧で襲撃

土地トラブルが凶行に…韓国・隣人夫婦が農作業中の一家を斧で襲撃

JTBC「事件班長」(c)news1

韓国・全羅北道(チョルラプクト)の農村で、農作業中の一家が土地所有を巡ってトラブルになっていた隣人夫婦から斧などで襲撃される事件が起きた。JTBCの報道番組「事件班長」が17日に取り上げた。

生まれ育った村で農業を営む地元住民は、2017年に近くに移住してきた夫婦と土地の所有権を巡ってトラブルを抱えていた。ペンションを開業した夫婦が、住民の農地について「登記上は他人名義になっており、村の共有地にすべきだ」と言い出したのだ。住民側は父から相続した土地だと主張し、対立が深まっていった。

夫婦は「住民が農作業を装って自分たちを監視している」としてストーキング容疑で告訴。捜査の結果、不起訴処分となった。一方、住民は夫婦の妻のほうが無免許・無保険でオートバイを運転しているとして警察に通報。これに激怒した夫は「妻を刑務所に行かせたいのか。お前も気をつけろ」と脅迫のメッセージを送ったという。

そうした緊張関係が続く中、夫婦は今月7日、田んぼで作業していた住民一家におのを持って襲いかかった。加害者夫婦の夫は「死ね!」と叫んでおのを振り下ろし、住民はとっさに防いだ。続いて襲われた息子が激しい格闘の末、斧を取り上げた。現場にいた加害者の妻も「殺せ!」と叫んで加勢したという。

夫は殺人未遂容疑で現行犯逮捕されたが、拘束令状が棄却され、3日後に釈放された。警察は住民宅に防犯カメラを設置するなど保護措置を講じた。

加害者夫婦は「相手の息子に侮辱され、腹が立って威嚇のつもりで斧を振り回しただけで人を傷つけるつもりはなかった」と釈明。「自分も首を絞められた。警察に虚偽通報された」と被害者であるかのような供述をしている。

(c)news1

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