2025 年 3月 19日 (水)
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世界の自動車生産、コロナ後初の減少…韓国は7位に後退

先月19日、京畿道平沢市の平沢港に並ぶ輸出用自動車(c)NEWSIS

2024年の世界自動車生産台数は前年比0.5%減の9395万台となり、2020年以降初めて減少した。韓国自動車モビリティ産業協会(KAMA)によると、日本の品質認証不正問題による生産停滞や、タイ、韓国、スペインでの生産縮小が主な要因とされる。

韓国は輸出が微増したものの、内需不振により生産は前年比2.7%減の413万台にとどまり、世界順位はメキシコに抜かれ7位に後退した。国内販売は163.5万台と2013年以降最低水準となった。

国別の生産台数では、中国が3.7%増の3128万台で16年連続の首位。米国は1596万台と販売は好調だったが、生産は0.7%減少。日本は品質問題や自然災害の影響で8.5%減の824万台に落ち込み、インドは2.9%増の601万台を記録した。

KAMAは韓国の自動車産業が内需低迷と国際競争激化で苦境に立たされていると指摘している。中国の市場支配力強化や米国の関税政策が輸出減少を招く可能性があり、国内生産の縮小が雇用や部品産業に悪影響を及ぼすと警鐘を鳴らす。

KAMAは国内生産維持のため、未来型自動車の生産・設備投資への税制優遇や内需刺激策、国内生産促進税制の導入など、政府による抜本的な支援が必要だと訴えている。

(c)MONEYTODAY

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