2025 年 1月 31日 (金)
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SNS上の偽造品販売を撃退…韓国企業が「対話型AIエージェント」を開発

MarqVision提供(c)MONEYTODAY

AI(人工知能)技術を基盤にした偽造品摘発技術を開発する韓国企業マークビジョン(MarkVision)がこのほど、SNS上で販売される偽造品の摘発を進めるため「対話型AIエージェント」機能を導入すると発表した。

対話型AIエージェントは、米国企業オープンAIと自社の技術を組み合わせたもので、英語、中国語、韓国語など複数言語に対応。SNSに投稿された偽造品販売が疑われるコンテンツを見つけるとAIが販売者とリアルタイムで会話を交わし、数分以内に通報する仕組みだ。証拠も自動で収集する。

マークビジョンの関係者によると、対話型AIエージェントは「SNS上の悪質な販売者を99%以上の精度で取り締まることができる。こうした機能は世界初だ」としている。

韓国特許庁の統計によると、2024年1~10月にインスタグラム、フェイスブック、ティックトックなどSNS上で摘発された偽造品は12万3475件にのぼり、2020年の約3倍に達している。また、オンライン上で摘発された偽造品取引20万3954件のうち、SNSの取引が占める割合は60%で、ポータルサイト(34%)やオープンマーケット(9%)を大きく上回った。

対話型AIエージェントはマークビジョンが提供する偽造品摘発および不正販売監視ソリューション「MarkAI」で利用可能。マークビジョンのイ・インソプ代表は「悪質な販売者を迅速に特定し、ブランドが偽造品に対応する助けとなるだろう。これは我が社が目指す革新的サービスの出発点だ」と語った。

(c)MONEYTODAY

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