2024 年 11月 29日 (金)
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ウェブ漫画とAIが融合「平面から立体へ」「絵が動く」…ソウル・ウェブトゥーンフェスの「熱い体験」

2024ワールドウェブトゥーンフェスティバル」(c)news1

ソウル・聖水洞一帯と、ショッピング&文化複合空間「S-FACTORY」で9月29日まで開催された「2024ワールドウェブトゥーンフェスティバル」。会場には、ウェブトゥーンの知的財産権(IP)にAI技術を取り入れたポップアップストアやブースが設置された。入場者は、好きなウェブトゥーンのブースを巡り、プログラムを体験したり、グッズを見たりして楽しんでいた。

イベント会場を訪れたペク・スンジさん(35)は、ネイバーウェブトゥーンのブースから出てきて、「普段好きだったウェブトゥーンだから、好奇心でやってみた。面白い絵ができた」と喜んでいた。ここでは、写真を撮ると、ウェブトゥーン風のイラストに変えるというものだった。

ネイバーウェブトゥーンはAI技術を基に「カリカチュア」(風刺画)を生成するブースを設置した。「心の声」の作家チョ・ソク、または「イ・マルニョンシリーズ」の作家イ・マルニョンの絵柄を選んで写真を撮ると、その絵柄でウェブトゥーン風のカリカチュアが出来上がる。

ネイバーウェブトゥーンのキャラクターと会話ができる「キャラクターチャット」ブースもあった。モバイル機器で6つのキャラクターから好きな相手を選び、質問を投げかけると、そのキャラクターが返信する。慶尚北道金泉から来たチョン・ミンジさん(30)は「『ユミの細胞たち』に出てくる『腹ペコ細胞』とチャットした。本当に会話しているようで可愛かった」と話した。

カカオエンターテインメントは特許技術を用いた「ALIVE展示館」を公開した。2Dウェブトゥーンにモーショングラフィックのような立体効果を適用し、キャラクターがまるで生きて動くような臨場感を味わうことができる。

動画を観覧するスペースでは、カカオエンターテインメントの代表的IPである「梨泰院クラス」を題材にした動画が上映された。複数の層が飛び出したスクリーンでウェブトゥーンのシーンが映し出され、立体感が際立っている。

体験空間ではヘッドセットを装着して「ムービング」や「スペース・スウィーパーズ」のビューアーを体験できた。モバイル機器の画面を自由に拡大すると、ウェブトゥーンがまるで動画のように動いた。

展示館を見て回っていたソンさん(50)は「絵が平面なのに、実際のように立体感を感じられる」と驚いた様子だった。

(c)news1

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