
韓国北東部・江原道寧越(ヨンウォル)郡のゴルフ場周辺で、敷地内から飛んできたとみられる多数のゴルフボールが近くの農地で見つかり、住民らが「いつケガ人が出てもおかしくない」と反発を強めている。住民側は夜間照明による農作物への影響も訴えており、ゴルフ場を運営する企業グループ側は住民との「円満な解決」に向けて協議を進める方針を示している。
地元自治体の三玉1里のチョン・ギュファン里長ら住民約10人は5月31日、村の近くにあるゴルフ場「トップステンリゾート東江(トンガン)シースター(Tops 10 Resort Donggang Cistar)」を抗議のため訪れた。チョン里長によると、これまで住民らが農地などで回収したゴルフボールは、10キロ用のリンゴ箱1つ分が満杯になる量に達しているという。
チョン里長は複数のゴルフボールが写った写真を提示し、「幸いにも現時点でケガ人は出ていないが、重要なのは事故を未然に防ぐことだ」と危機感をあらわにした。また、ゴルフ場の夜間照明の光が原因で「農作物の生育環境に支障が出ている」とも主張している。
村内には「あなたが打ったボールで頭が割れる」「夜間照明で農作物が眠れない」といった切実な訴えや不満が記された横断幕が掲げられており、住民側は運営会社の一般職員ではなく、親会社である「SMグループ」の本社側による誠意ある対応を求めている。
一方、取材に対しSMグループ側は「事態を把握しており、円満な解決に向けて現地で対話を続けている。これまでも対策を講じてこなかったわけではない」と説明。「地域とはこれまで協力関係にあったが、信頼関係が揺らいでいることはもどかしい。意思疎通を図りながら、引き続き適切な措置をとっていきたい」と解決への姿勢を示した。
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