韓国で国民年金の改革が必要だと考えるのはなぜか――。この理由を20代と30代に聞いたところ、約4割が「将来、年金を受け取る確率を高めるため」と考えている。一方、40代と50代は「将来的に年金財政が不安定になる可能性」を最優先の理由とした。
韓国統計研究所の調査によると、20代と30代はそれぞれ38.3％、37.8％が国民年金改革の理由として「将来の年金を受け取る確率を高めるため」と回答した。
対照的に40代と50代は「将来の国民年金財政の不安定さ」を理由に挙げる割合が高く、40代は38.7％、50代は40.6％に達した。特に50代は年金財政の不安定さを改革の主要な理由として最も多く挙げている。
20代では「年金財政の不安定さ」を挙げる割合が28.2％と最も低く、30代では32.3％で2位。若い世代が年金改革で自分たちの年金受給可能性を重視していることが浮き彫りになった。
調査は2022年7～8月、全国の20～59歳の国民年金加入者・受給者2025人を対象にオンラインで実施された。
韓国政府は今月末または来月初めに年金改革案を発表する予定だ。若年層には保険料を減らし、中高年層には保険料を増やすという世代間での保険料率の調整を含める見込み。
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