韓国・亀尾市で昨年8月1日に特別採用された初の人工知能(AI)行政サービスロボット公務員「ロボット主務官」が階段から落ちて破損した。
亀尾市によると、6月20日午後4時ころ「ロボット主務官」が亀尾市議会1階と2階の間の階段で破損した状態で発見された。
行政書類の配達業務のために亀尾市議会の2階を通っていたロボット主務官は、突然近くの階段に突進し、約2m下に落ちて作動が完全に止まったことがわかった。
事故直前、ロボット主務官を目撃した公務員によると、ロボット主務官は事故直前、その場をぐるぐる回っていたという。
ロボット主務官は公務員証を付けて、庁舎本館1階から4階を行き来して部署間郵便物と行政書類などを配る任務を遂行してきた。勤務時間は午前9時から午後6時までだ。
既存の物流配送ロボットが各階で限定的な役割を遂行していたのとは異なり、自分でエレベーターに乗って各階を移動しながら役割を果たすのが特徴だ。
ロボット主務官の正確な事故原因はまだ明らかになっていないという。
ロボット主務官破損の知らせに接したネットユーザーたちは「仕事をやりすぎたため、しばらくぐるぐる回って階段に突進しただろうか」「慎んでスクラップの冥福を祈ります」「自責の念と疎外感からのシステムエラー」「公務員に苦情を言うのはやめよう」「犯人はこの中にいる」「過労がこんなにひどかったとは」などの反応を示した。
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