2024 年 11月 26日 (火)
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韓国の研究機関、科学捜査の技術開発でコラボ…先端映像分析でディープフェイク摘発へ

科学捜査分野の協定を締結したKETIのシン・ヒドン院長(左)と国立科学捜査研究院のイ・ボンウ院長(c)KOREA WAVE

韓国電子技術研究院(KETI)が、国立科学捜査研究院と科学捜査分野の研究協力のため業務協定(MOU)を締結した。両者は人工知能(AI)基盤映像・音声分析など先端分野の共同技術開発を推進すると同時に、科学捜査分野の技術拡散を支援することで合意した。

KETIはディープラーニング基盤映像認識追跡・映像画質改善など、先端知能分野の核心技術の育成に集中している。

国科捜は行政安全省所属の科学捜査鑑定研究機関で防犯カメラ、ビデオ、写真を含む各種映像・音声の判読技術など、犯罪捜査に必要な法工学分野の研究開発を推進している。重大事件・事故に必要な解釈と鑑定を支援する。

KETIと国科捜は今回の協定締結で▽科学捜査に必要な映像や音声分析の技術交流▽映像や音声分析の技術活用のための人的交流▽科学捜査分野の新技術の需要掘り起こしや政府戦略樹立支援――など先端分野でのR&D協力を強化する。

KETI知能情報研究本部は、人の行動様式を模倣する動画合成・判別技術を土台にディープフェイク映像と音声を判別する探知技術を保有している。

KETIのシン・ヒドン院長は「未来の治安維持の核心は先端の科学技術開発であり、KETIは有望ICT技術の実用化と拡散に必要な最適のパートナーだ。両機関の協定が、今後の国民の安全を保障する科学治安社会につながることを願う」と述べた。

国立科学捜査研究院のイ・ボンウ院長は「人工知能技術の発達によりディープフェイクのような新たな犯罪の登場で国民の安全が脅かされている。両機関の力を集めて技術を研究・開発し、国民が安全に暮らせる社会の実現に努力する」と話している。

(c)KOREA WAVE

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