2024 年 11月 25日 (月)
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AIロボットが苗を植え替える…韓国で「スマートファーム定植ロボット」開発

2つのロボットアームで苗を移植している定植ロボット=韓国生産技術研究院(c)KOREA WAVE

韓国で農家の人手不足問題を解決できる手段としてロボットが注目されている。ロボットアームが移動しながら、種を認識して植え替えられる技術が最近開発された。

韓国生産技術研究院はこのほど、特殊目的ロボットグループのヤン・スンファン首席研究員研究チームが、ロボット専門業者「コボシス」、電動特殊車専門業者「Fine Motors」とともに「無人自動化スマートファーム定植ロボット」を共同開発した。

ロボットは2つの腕と自動運転の移動体で構成されている。片方のロボットアームが苗を取り出し、もう片方のアームでは栽培用のバッジを掘り出した後、人がいなくても苗を植え替えることができる。

「定植」とは植物をある場所から他の場所へ植え替える作業を指す。スマートファーム農家では、人が苗床を持ち歩き、人工土壌に苗を一つ一つ植え付ける方式で作業する。

スマートファーム定植ロボットが植え付けたトマト苗の定植結果=韓国生産技術研究院(c)KOREA WAVE

栽培時期を合わせるためには、全面積にわたって早く苗を植えなければならない。平均4~5カ月に一度の割合で、2~3日だけ作業を担う短期人材を探すのがますます難しくなっている。

また、軟らかい苗を硬い培地に移植する作業は単純だが、繊細さと筋力を同時に要求するため、機械化が難しい領域として認識されてきた。

開発された無人自動化スマートファーム定植ロボットは、苗床から個別の苗の位置を把握して一つずつ抜き取り、植え替えるべき培地の位置を認識して掘り出した後、抜き取った苗を定植にする順番で作業を遂行する。

定植ロボットがある種の位置とバッジの位置を正確に認識できるのは、人工知能(AI)を活用した映像認識技術の効果だ。トマトの苗とパプリカの苗の形状が異なり、同じ品種でもそれぞれ形状が少しずつ異なる。研究チームはAI学習を通じて葉、茎の形、高さが異なる多様な苗の形をロボット自ら認識できるようにした。

(c)KOREA WAVE

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