森の醍醐味を最もよく感じられる季節は夏ではないだろうか。蒸し暑い日が訪れると、爽やかな森が恋しくなる。熱い日差しを防いでくれる鬱蒼とした森を訪れ、さわやかな休息を取ってみよう。
韓国観光公社は、8月のおすすめスポットとして魅力的な森の旅行地5カ所を選定した。テーマは「爽やかな森への招待」。
おすすめの旅行地は次の場所だ。
▽江原道江陵市(カンウォンド・カンヌンシ)の「江陵松の香り樹木園」
▽忠清南道泰安(チュンチョンナムド・テアン)の「安眠島(アンミョンド)自然休養林」
▽慶尚北道蔚珍市(キョンサンプクト・ウルチンシ)の「蔚珍金剛松林道」
▽慶尚北道金泉市(キョンサンプクト・キムチョン)の「国立金泉治癒の森」
▽全羅南道求礼市(チョンラナムド・クレシ)の「蟾津江(ソムジンガン)竹林の道」
◇昼も夜も楽しい「江陵松の香り樹木園」
江陵松の香り樹木園は七星山(チルソンサン)の麓にある。幹が赤くまっすぐに育つ金剛松が集団で自生するところで、代表的な観察路が千年息吹治癒の道だ。
金剛松の他にイチイとコノテガシワが調和し、絶好の森林浴コースを完成させた。
ハヌル庭園も見逃せない。ここの展望台から江陵市内が一望でき、その向こうに青い海が洋々と広がる。
昔から龍沼谷(ヨンソゴル)と呼ばれてきた、清らかで美しい渓谷も魅力的だ。見事に花を咲かせたアジサイ園は真夏の趣を感じることができる。
イワギボウシ園には紫色の花が咲き乱れていた。子ども連れなら、松林広場で思いっきり遊ぶことができる。広々とした芝生とかわいいクマをイメージしたフォトゾーンが人気だ。夜間の開場に合わせて樹木園に行けば、昼間とはまた違う風景に出会うことができる。
江陵松の香り樹木園の夏季観覧時間は午前9時~午後6時(夜間開場午後8~11時・月曜休園)、入場料無料。
樹木園近くの江陵コーヒー通りでは、カフェごとに味と香りが異なるコーヒーに魅了されるだろう。青い海が一層風味を引き立てる。夕暮れ時には月花(ウォルファ)通りも歩いてみよう。月花橋を背景にした噴水ショーや、金・土曜日に開かれる夜市も見どころだ。
ユニークな一晩を計画するなら、連谷(ヨンゴク)海辺の松の香りキャンプ場がおすすめだ。絵のような青い海と白砂の連谷海辺に位置し、木道が鬱蒼とした松林まで続き、江陵の趣をまるごと感じることができる。
(つづく)
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