韓国通信大手KTは、自分だけの人工知能（AI）の声を簡単に作ることのできる「マイAIボイス」サービスを開始した。KT「AIボイススタジオ」で新しく発売したマイAIボイスは、示された30の文を録音するだけで、実際の声と似たAIボイスをつくるサービスだ。
AI専門家ではない一般の人も簡単に自分の肉声でAIの声を作ることができる。韓国語だけでなく、日本語、英語、中国語、スペイン語でも対応が可能だ。作られたAIの声はAIボイススタジオの会員加入期間中に保存して使うことができる。
AIボイススタジオにはAIによる音声合成分野スタートアップ「ヒューメロ（Humelo）」と共同開発した「Few shot learning」技術が適用された。ヒューメロはKTインベストメントから投資を受けた企業だ。「Few shot learning」は、5分前後の短い時間で録音した音声データでも、高品質のAIボイスを生成できる技術だ。
KTはこれに先立ち、国防省と協力して、海外派兵将兵の家族にマイAIボイス技術を使ったプレゼントを贈ったと明らかにした。KTは9月、レバノンに派兵された将兵の家族のために、派兵前に作った将兵たちのAIの声で子供たちに童話を読むサービスを提供した。これは映像広告としても制作され、国防省の公式チャンネルで放映されている。
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