2026 年 6月 3日 (水)
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韓国政府にOpenAIが最新サイバーAI提供へ…アンソロピックと対照的な開放路線

OpenAIのジェイソン・クォン最高戦略責任者と記念撮影に臨む科学技術情報通信省のリュ・ジェミョン第2次官(c)news1

米OpenAIが韓国政府に、「クロード・ミュトス」に匹敵する最新人工知能(AI)モデル「GPT 5.5サイバー」への接近権を提供する。いわゆる「ミュトス・ショック」と呼ばれるAIによるハッキング脅威をめぐり閉鎖的な態度を取るアンソロピックとは対照的だ。OpenAI側は「最新のサイバーAI能力は少数にだけとどまってはならない」とし、自社AIモデルの開放性を前面に出している。

科学技術情報通信省は5月26日、OpenAIとAIセキュリティー脅威への対応に向けた高官級懇談会を開き、OpenAIが運営する政府・機関向け信頼基盤アクセスプログラム(GTAC)への参加を公式化した。GTAC参加機関は、GPT 5.5サイバーなどOpenAIの最新・高性能AIモデルへのアクセス権を得ることができる。

韓国政府はこれを基盤に、AIが既存のセキュリティーパラダイムを揺るがすとされるミュトス・ショックに対応する方針だ。

これに関連し、OpenAI側は5月27日、韓国が高度化するサイバーセキュリティー脅威に対応できるよう支援する「韓国サイバー・アクションプラン」を始動すると発表した。

OpenAIのジェイソン・クォン最高戦略責任者は当時の記者懇談会で「OpenAIは韓国にとって信頼できるパートナーになりたい。より多くの信頼できる機関に、より多くの技術を提供し、AIを責任ある形で使えるようにすることが目標だ」と述べた。

特にクォン氏は、自社のTACプログラムが、クロード・ミュトスへのアクセス権を閉鎖的に提供するアンソロピックの「プロジェクト・グラスウィング」より開放的に進められる点を強調した。

クォン氏は「アンソロピックと違い、プログラムを幅広く運営する理由は、多くの人々ができるだけ早く自らを防御できるよう願っているためだ。AIの発展速度を考えると、今後サイバーセキュリティー脅威はさらに大きくなり得る。信頼できる防御主体が速やかに防御能力を構築し、AIを基盤に脆弱性を見つけ、パッチを適用してサイバー攻撃の拡散を防ぎたい」と話した。

韓国のGTAC参加は米国、カナダに続く3番目で、アジアでは日本とともに初の事例だ。実務面では韓国インターネット振興院(KISA)がGTACプログラムを進める。

(c)news1

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