
韓国・釜山の海雲台(ヘウンデ)海水浴場の砂浜で開催されている「海雲台砂祭り」の展示作品が、70代の来場者の男性によって損壊され、最終的に撤去されていたことが分かった。
釜山海雲台区庁や警察などによると、21日午後4時4分ごろ、海雲台海水浴場の砂浜に展示されている砂アート作品を男性が壊していると、警察に112(日本の110番)通報があった。
警察が現場に出動したところ、70代の男性が持っていた松葉杖を使い、展示されていた17作品のうちの1点の一部を損壊した事実を確認した。被害に遭ったのは、海女の姿を表現したロシア国籍の作家による作品「海の母たち」だった。
各作品の前には保存のための立ち入り規制線が設けられていたが、男性はこれを越えて中に入り、海女像の顔部分を破壊したという。
警察は男性を器物損壊の容疑で任意同行して事情聴取した後、逃走の恐れなどはないと判断し、同日中に家族に身柄を引き渡した。
祭りを主管する区庁は、物理的・現実的に作品の修復は不可能だと判断。22日午前1時ごろまでに撤去作業を終えた。区庁関係者は「砂の山は残っている状態で、その場所に本来どのような作品があったのかを示す案内と、市民意識の向上を呼びかける横断幕を掲げる予定だ」と説明した。砂祭りは6月14日まで通常通り開催される。
釜山砂祭りは2005年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を記念して始まった。しかし、2015年、2019年、2022年など、これまでにも複数回にわたって作品が損壊される事件が起きている。
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