
朝鮮王朝歴代の王と王妃に祭祀をささげる「宗廟大祭」が、ソウル都心の大型画面でも公開された。
国家遺産庁は3日、ソウルの宗廟で午前10時と午後2時からそれぞれ約2時間、永寧殿一帯と正殿で宗廟大祭を営んだ。
ホ・ミン国家遺産庁長は祭礼開始前のあいさつで「宗廟大祭は朝鮮の歴代王と王妃の神主をまつって営む国家最高の儀礼であり、王室祭礼と宗廟祭礼楽、佾舞が調和した宮中文化の精髄だ」とし、「宗廟大祭は過去の遺産ではなく、世代を越えて今日の私たちが共に継承すべき生きた遺産だ」と強調した。
また「都心の中の宗廟が常に市民のそばにあったように、宗廟大祭も国民が日常の中で共に享受する文化的資産にしていく」と述べた。さらに「2026年は宗廟祭礼公演をはじめ多彩な事前行事を用意し、より多くの国民が現場だけでなくオンラインでも宗廟大祭の荘厳な儀礼を生き生きと見られるよう、観覧の門を広げた」と話した。
2026年の宗廟大祭は、景福宮興礼門広場と宗廟境内に設置された大型画面で観覧できるだけでなく、国家遺産庁チャンネルと宮陵TVのユーチューブでも生中継され、世界からも見守れるようにした。
イ・グィナム宗廟大祭奉行委員長も奉行辞で「宗廟大祭は朝鮮歴代の王と王妃の神位に祭祀をささげる国家儀礼で、祭礼楽とともに佾舞が調和する祭礼は、荘厳な伝統儀礼の精髄を示している」とし、「宗廟と宗廟祭礼、そして宗廟祭礼楽の歴史的・文化的価値が世界的に認められ、宗廟は世界文化遺産に、宗廟祭礼と宗廟祭礼楽は人類無形文化遺産に登録された」と説明した。
今回の大祭では、大韓帝国の皇嗣孫イ・ウォン氏が最初の酒杯をささげる祭官である初献官を務めた。祭官、楽師、舞踊手ら計460人の出演者と、320人を超える運営関係者が投入された。
行事は午前10時の永寧殿祭礼で始まった。その後、景福宮光化門から宗廟まで続く御駕行列が広がり、都心の真ん中で王室の行幸が再現された。行列は世宗路交差点と鍾路一帯を通り、宗廟に到着した。
午後2時からは正殿祭礼が伝統儀礼の手順に沿って進められた。祭官たちが位置につく「就位」を皮切りに、祭祀を請う「晨請行事」、神位を迎える「神祼礼」、供え物をささげる「饋食礼」が続いた。
初献官が最初の杯をささげる「初献礼」、亜献官と終献官がそれぞれ2番目と3番目の杯をささげる「亜献礼」と「終献礼」も続いた。祭礼を終えた後に食べ物を分かち合う「飲福礼」、供え物を下げる「徹籩豆」、神位を送る「送神礼」、祭礼を締めくくる「望燎礼」まで、伝統方式で再現された。
祭礼後には正殿神室の観覧もあった。来賓をはじめ一般観覧客まで、順番に回廊に沿って神室を見学した。
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