2026 年 5月 7日 (木)
ホーム社会「空白の18カ月」はもう古い?…韓国の若者が軍隊を“最強のキャリア形成場”に変える戦略

「空白の18カ月」はもう古い?…韓国の若者が軍隊を“最強のキャリア形成場”に変える戦略

陸軍第37師団で開かれた家族同伴入営式で、敬礼する若者たち(c)NEWSIS

近年、韓国の若者の間で軍服務が単なる義務を超え、一つのキャリア管理過程としても認識され、入隊前の戦略設計や服務中の学業との両立にまでつながっている。

軍生活と同時に大学修学能力試験(修能)の準備をする、いわゆる「軍中浪人」が代表例だ。このほかにも、資格証や語学試験など、除隊後を見据えて競争力を備えようとする動きが見られる。

軍服務を自己啓発過程の一部として捉える見方が広がり、入隊前から軍種や補職、特技を戦略的に選ぼうとする需要が増えている。

一部の若者は、陸軍技術行政兵など比較的個人時間を確保しやすい兵科を目指し、資格取得や点数管理に取り組んでいる。26歳の男性は「陸軍の中でも技術行政兵に志願するため献血をし、PPT資格証と運転免許証で加算点を積んだ」と話した。

このように、入隊前の準備段階から軍服務を一つの入試のように捉える若者が増え、関連情報を提供するコンサルティングも登場している。

軍入隊相談も手がけるジョブイアントのピョン・ヘヨン代表理事は「軍入隊コンサルティングだけを目的にした需要は多くないが、進路相談の過程で一緒に問い合わせることがある」とし、「18カ月を無為に過ごすより、自分の専門分野とつながる兵科を選べば、軍経歴が自然に社会経歴につながり得る」と話した。

ただ、空軍一般兵の場合、4月から選抜方式が抽選制に変わり、関連する入隊コンサルティング需要は減った。

入隊後も修能の勉強を続ける「軍中浪人生」は、着実に増加する傾向にある。部隊内でのタブレット使用許可、個人整備時間の拡大などにより、学習環境が以前より改善された影響が大きい。

27歳の男性は空軍服務中に修能を準備した。「勤務後の午後6時から9時半までタブレットでインターネット講義を聞きながら勉強した」とし、「隙間時間があるたびにメモを作り、暗記内容を覚えた」と話した。その結果、ソウルの大学の電気情報工学科に入学し、入学成績優秀者として奨学金も受けた。

大学のオンラインコミュニティでも、軍服務中に公認会計士試験を準備し、1日2~3時間の学習時間をやりくりしているといった投稿が上がっている。

軍隊内での学習方法は多様だ。23歳の男性は「延灯時間や勤務後の時間を活用し、主に本で修能の勉強をした」とし、「弁理士や公務員試験を準備する戦友も時々いた」と伝えた。一部の兵士は、一緒に勉強するスタディー形式で情報を共有することもある。

ただ、条件は部隊によって大きく異なる。26歳の男性は「軍時代、警戒勤務の後に5時間ほど自由時間があり、インターネット講義を聞けたが、勤務後には部隊幹部にかなり注意されることもあった」としながらも、「強制的に行く軍隊だからこそ、軍服務期間をある程度キャリア管理の手段として使うのが賢明だ」と話した。

こうした流れの中で、教育業界でも軍将兵を対象に講義割引やオンライン学習支援サービスを運営している。一部の資格・公務員教育業者は、軍人を対象に受講料割引の特典を提供している。

オンラインコミュニティでは、入隊時期や軍種選択、休暇の活用法など、いわゆる「軍中受験戦略」が共有され、一つの情報市場を形成している。入隊前に学習計画を組むコンサルティングプログラムを利用し、実際に大学進学に成功したという事例も出ている。

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