
燃油サーチャージの高騰で海外旅行需要が全体として落ち込む中、韓国で数千万ウォン規模の高級パッケージツアーやチャーター便商品が好調な売れ行きを見せている。韓国の旅行市場では需要の二極化が鮮明になってきた。
旅行業界によると、原油高の長期化で航空運賃や為替負担が増す一方、中低価格帯の旅行需要は縮小している。これに対し、燃油サーチャージの影響を比較的受けにくい超高額ツアーやチャーター便商品は、むしろ完売が相次いでいる。
ハナツアーの高級ブランドは、こうした流れの中でも成長を維持している。欧州向け商品を中心に需要が高く、全体の利用は前年より約1割増えた。価格も上昇傾向にあり、1人当たりの平均価格は1000万ウォン(約108万円)台に乗せ、最高額は9700万ウォン(約1049万円)に達するなど、1年で2倍以上に跳ね上がった。
同社は、高所得層は燃料価格の影響を受けにくく、とりわけ欧州旅行の人気が高いとみている。
中堅旅行会社でも同様の動きが出ている。「本当に良い旅行」が販売した北欧ツアーは、案内配信から24時間で250人が予約し、従来を上回る反響を得た。業界関係者は、全体的に価格が上がる中で、もともと高額な商品が相対的に割安に見える効果もあると指摘した。
さらに、燃油サーチャージや為替変動の影響を受けないチャーター便商品も人気を集めている。ハンジントラベルは価格据え置きを前面に打ち出し、ギリシャやイタリア・ドロミテ方面のツアーで高い予約率を記録している。
旅行需要が縮小する中でも、高所得層を中心とした高級旅行は堅調さを維持しており、今後も市場の二極化が進む可能性が高い。
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