2026 年 4月 20日 (月)
ホーム社会「射殺されたピューマ」の教訓を超えて…韓国・脱走オオカミが生還した10日間の意味

「射殺されたピューマ」の教訓を超えて…韓国・脱走オオカミが生還した10日間の意味

脱走後、無事に保護されたオオカミ「ヌック」=大田市インスタグラム(c)news1

韓国・大田(テジョン)の動物園「オーワールド」から脱走したオオカミ「ヌック」が無事に戻ったことを受け、動物保護団体が動物への認識向上と動物園施設の改善を求めた。

動物自由連帯は4月17日に発表した論評で「2018年に同じ施設から逃げたピューマ『ポロン』が最終的に射殺された事例とは異なり、今回は動物が命を落とさず収束した点は評価できる」としたうえで、「生け捕りを目標に10日間尽力した捜索チームの対応にも感謝する」と述べた。

同団体は「ポロンの脱走後、柵を高くしたにもかかわらず、今回はヌックが地面を掘って柵の下から逃げた」とし「施設の補修だけでは根本的な解決にならないことを示している」と指摘した。

さらに「ヌックが戻った動物園には関心を持った来園者が増える可能性がある」としつつ、「こうした関心が有名な動物を消費する単なる娯楽にとどまってはならない」と強調した。

その上で「社会がこの問題をどう受け止めるかは大衆の視線に表れる。動物園の外に出たオオカミを『危険な加害者』ではなく『旧来のシステムの被害者』として見る認識が広がりつつある今、今回の関心が動物園の存在意義を見直す契機になるべきだ」と訴えた。

動物福祉問題研究所アウェアも「今回の件を通じて公営動物園の安全管理や人員体制を再点検すべきだとの問題提起が改めて浮上している。自治体運営の動物園で人手不足により『2人1組勤務の原則』が守られず事故が発生する状況は以前から指摘されてきた」と述べた。

(c)news1

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