2026 年 4月 19日 (日)
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韓国・海運業に追い風…運賃急騰で業績上振れ見通し

(c)Reuters/news1

米国とイランの戦争やホルムズ海峡封鎖の影響で海上運賃が急騰し、韓国の海運業界の2026年1~3月期の業績が市場予想を上回るとの見方が強まっている。

金融情報会社の集計によると、韓国の海運大手HMMとパンオーシャンはいずれもコンセンサス(市場予想平均)を上回る可能性がある。証券各社は、HMMの営業利益が最大で約16%、パンオーシャンも約6%それぞれ上振れすると見込んでいる。

運賃の急上昇が背景にある。代表的な指標である上海コンテナ運賃指数(SCFI)は、戦争発生直後の2月下旬から4月中旬にかけて約42%上昇した。中東航路では上昇率が200%を超え、他地域でも幅広く値上がりした。

また、液化天然ガス(LNG)運搬船の短期運賃も大きく上昇した。17万4000立方メートル級のLNG船の1日当たり運賃は、2月下旬の約3万ドル(約450万円)から4月中旬には約8万6000ドル(約1290万円)へと約183%上昇した。戦争リスクに伴う保険料の上昇や原油価格の高騰が重なり、運賃全体を押し上げた。

ウォン安も追い風となっている。海運業は運賃収入の大半をドル建てで受け取るため、ウォン安は収益拡大につながる。

一方で、4月以降の業績については不透明感が残る。原油価格の上昇による燃料費の増加を運賃に転嫁できるかが焦点となるためだ。証券会社の中には、燃料コスト上昇を織り込み年間利益見通しを引き下げる動きも出ている。

(c)news1

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