
ソウル・モーテル薬物連続殺人事件のキム・ソヨン被告の初公判が9日午後3時45分、ソウル北部地裁で開かれる。これに先立ち、被害者遺族が大規模な嘆願書提出など対応に乗り出している。
遺族の代理人は7日、計94通の嘆願書を取りまとめ、ソウル北部地裁に提出した。文書には遺族や知人の深い悲しみとともに、厳罰を求める内容が盛り込まれている。
それに、死亡した被害者の兄は「被告は一度も謝罪せず、うそを重ねて司法を嘲笑している」とし、「計画的な薬物殺人によって家族の日常と幸福が無残に崩れ去った」と記し、死刑判決を求めた。
母親も「抵抗もできない状態で命を奪われたことがあまりにも残酷だ」と訴え、父親も「残された家族は日常生活が困難な状態だ」として厳罰を強く求めた。
遺族側はこれに先立ち、キム・ソヨン被告を相手取り約3100万ウォン(約330万4600円)の損害賠償請求訴訟も起こしている。さらに被告の両親に対しても一部責任を問い、100万ウォン(約10万6600円)の支払いを求めた。
このほか、別の被害者2人もすでに嘆願書を提出している。一方、キム・ソヨン被告は今月1日、反省文を裁判所に提出した。
嘆願書は量刑判断の参考資料となるため、刑の重さに影響を与える可能性がある。反省文も減刑要素として考慮される。
ただ、被告の責任能力や心神耗弱の主張が争点となる可能性もある。遺族側は「心神耗弱を理由とした減刑主張には積極的に反論する」としている。
キム・ソヨン被告は殺人や特殊傷害、麻薬類管理法違反の罪で3月10日に起訴された。2025年12月から2026年2月にかけ、20代男性3人に薬物入り飲料を飲ませ、2人を死亡させ、1人を意識不明に陥らせた疑いが持たれている。
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