2026 年 4月 10日 (金)
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北朝鮮・ロシア連結橋、今夏開通で物流拡大へ…豆満江の「自動車専用橋」

労働新聞(c)news1

北朝鮮とロシアを結ぶ豆満江の国境橋となる「自動車専用橋」が、今夏にも開通する見通しとなった。両国を結ぶ新たな陸路インフラとして、人や物の往来拡大につながるとみられている。

平壌のロシア大使館は5日、ロシアのサンクトペテルブルクで開かれた国際輸送・物流フォーラムに合わせ、北朝鮮の陸海運相と会談し、橋の建設状況などを協議したと明らかにした。ロシア側は、完成後には1日あたり最大300台の車両と2000人以上の通行が可能になると説明し、これに対応する国境検問施設の整備も進めているとしている。

この橋は、2024年6月に北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記とロシアのプーチン大統領が首脳会談で建設に合意したものだ。2025年4月に着工され、総工費は約1億1500万ドル(約183億6665万円)にのぼる。橋を含む全体の延長は約4.7キロで、このうち本体は長さ約1キロ、幅7メートル規模とされ、ロシア側と北朝鮮側が分担して建設を進めている。

両国間の交通協力は鉄道分野でも拡大している。2026年初めの2カ月間で旅客輸送は前年の約4倍に増加し、ウラジオストクと羅津を結ぶ観光列車の運行拡大も検討されている。さらに、モスクワと平壌を結ぶ定期直行便の運航や、船員資格の相互認証に関する協定締結など、人と物の移動を支える制度整備も進みつつある。

こうした動きは、制裁下にある北朝鮮にとってロシアとの関係を軸にした経済・物流ルートの強化を意味する。今回の橋の開通は、鉄道に依存してきた従来の国境交通に新たな選択肢を加えるものであり、両国の結びつきを一層深める象徴的な事業と位置づけられている。

(c)news1

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