
ソウル市内のフィットネスジムで、トレーナー同士による暴行事件が発生し、波紋が広がっている。暴行の前に「互いにけがをしても通報しない」とする誓約書を書かせていた事実が明らかとなり、問題視されている。
JTBC「事件班長」によると、被害に遭った20代のトレーナーは、入社から約3カ月後、30代のチーム長とトラブルになった。売り上げの増加に伴い、顧客がこのトレーナーを指名するケースが増えたことで関係が悪化したとされる。
話し合いを求めたところ、チーム長は口論の末、「勝負しても通報しない」との内容を書かせ、その直後に暴行を加えたとされる。トレーナーを倒して防犯カメラの死角へ引きずり込み、首を絞めたり椅子で頭を殴るなどの行為が続いたという。
被害者は「やめてほしいと訴えたが、暴行は止まらなかった」と証言している。さらに事件後もチーム長が周囲に自慢するなど、反省の様子が見られなかったと主張している。
チーム長は当初、「誓約書に署名した以上、暴行罪は成立しない」と主張し、逆に営業妨害を理由に損害賠償を示唆したという。しかし、その誓約書に法的効力がないことが判明すると、後に謝罪の連絡をしたとされる。
被害者は脳震とうや脊椎の捻挫など全身にけがを負い、現在、チーム長を特殊傷害などの疑いで告訴しており、警察が捜査を進めている。
法律専門家は「一方的な暴行の可能性が高く、特殊傷害や脅迫などの適用も考えられる。負傷の程度によっては身柄拘束に至る可能性もある」と指摘している。
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