
ロシアが2025年に北朝鮮住民へ発給したビザの件数が大幅に増加し、その大半が「教育目的」であったことが分かった。国連制裁を事実上回避する手段として利用されている可能性が指摘されている。
米国の北朝鮮専門メディア「NKニュース」によると、2025年にロシアが北朝鮮住民に発給したビザは計3万6413件で、前年の9239件から約4倍に増加した。このうち98%以上にあたる3万5839件が教育目的のビザだった。
専門家は、この教育ビザの急増について、国連安全保障理事会の決議により禁止されている北朝鮮労働者の海外雇用を事実上継続するための手段とみている。ロシア企業が、職業訓練などの名目で教育機関を通じて発給されたビザを持つ北朝鮮人を雇用している可能性があるという。
実際、国連安全保障理事会決議2375号は北朝鮮労働者への就労許可の発給を禁じており、ロシアが就労ビザを発給した記録は2019年以降確認されていない。今回の統計でも就労ビザは1件も含まれていなかった。
教育ビザ以外では、人道ビザ266件、通過ビザ150件、観光ビザ72件、商用ビザ47件などが発給されている。
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