
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏の高級ブランドバッグ受領を巡る捜査もみ消し疑惑を調べている特別検察チームが、ソウル中央地検と大検察庁に対する家宅捜索に踏み切った。
特別検察チームは、ソウル中央地検および大検察庁の情報通信部門に対する強制捜査を進めていると明らかにした。容疑は職権乱用による権利行使妨害とされる。
捜索令状には、キム・ゴニ氏とユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領、さらに元法相の名前が被疑者として記載されたと伝えられている。
特別検察は、当時この事件を担当した検察関係者のパソコンなど電子データの確保を進めている。
この疑惑は2023年11月、キム・ゴニ氏が牧師から高級バッグを受け取る様子が公開されたことをきっかけに浮上した。2024年には検察トップの指示で専従捜査チームが設置されたが、ソウル中央地検は事前報告なしに別の場所で事情聴取を実施し、その後、職務関連性や対価性がないとして不起訴処分とした。
しかしその後の別の特別検察の捜査過程で、キム・ゴニ氏が当時の法相に対し捜査状況を問い合わせていた事実が明らかとなり、もみ消し疑惑が拡大した。
また特別検察は同日、ソウル市と楊平を結ぶ高速道路のルート変更を巡る特恵疑惑についても強制捜査を進め、国土交通省や関連機関から携帯電話やパソコンなどの資料を押収した。
この疑惑は、高速道路の終点がキム・ゴニ氏の親族が所有する土地付近に変更されたことで特恵があったのではないかとされる問題だ。特別検察は当時の関係者の関与についても段階的に調べている。
さらに特別検察は人員体制の強化も進めており、新たに特別検察補佐官を任命し、捜査体制を整備した。
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