
ソウルのあるクッパ店で、国家有功者の高齢者に無料で食事を提供する取り組みが続けられ、静かな感動を呼んでいる。
きっかけは、店主がSNSに投稿したエピソードだった。店主は毎週、国家有功者の高齢者に無料で食事を提供しているという。
その中で紹介されたのが、ベトナム戦争に従軍した元兵士の男性の話だ。男性は初めて店を訪れた際、自身が参戦経験を持つことを明かし、店主はその功績に敬意を示した。
その後、男性は再び店を訪れた。長年しまっていた制服を着ての来店だったという。
店主は「誇りに思ってほしかったのか、何年ぶりかに制服を取り出して着て来られたそうです」と語る。その姿に、SNS上では「胸が熱くなった」「本当に心を打たれた」といった反応が相次いだ。
この店では国家有功者だけでなく、古紙回収で生計を立てる高齢者にも無料で食事を提供している。「無料で食べるのは気が引ける」として、「古紙を持ってきた」と言って入店する人もいるという。
店主はそうした場合でも必ず食事を勧め、「自分が商売をしているこの街では、皆が幸せであってほしい」と語った。
この取り組みには称賛の声が広がる一方で、「宣伝目的ではないか」との見方も一部で出ている。これに対し店主は、「誰かの善行を見て始めたこと。多くの人の関心と応援につながり感謝している」と述べ、「たとえマーケティングと言われても構わない。これからも自分なりの方法で続けていきたい」と話している。
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