
韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領が、北朝鮮の謝罪を巡る発言で波紋を広げている。これに対し、大統領府は、南北関係の厳しい現実に対する無念さを示した発言だったと説明した。
大統領府関係者は3月28日、英雄たちの犠牲が無駄にならないよう、政府は揺るぎない安全保障で応えていくとの立場を示し、大統領発言の趣旨を補足した。
論争のきっかけとなったのは、27日の西海守護の日の記念式典でのやり取りだ。報道によると、哨戒艦「天安」沈没事件で殉職したミン・ピョンギ上士の遺族が、北朝鮮に謝罪させてほしいと求めたのに対し、イ・ジェミョン大統領は「こちらが謝罪を求めたからといって、北朝鮮が応じるだろうか」と答えたとされる。
この発言について、韓国野党「国民の力」のパク・ソンフン首席報道官は、北朝鮮の蛮行の前で再び沈黙したも同然だとして、軽率な一言が46人の犠牲と遺族の訴えを踏みにじったと強く批判した。
これに対し、与党「共に民主党」は直ちに反論した。ペク・スンア院内報道官は、謝罪要求そのものを否定したわけではないとしたうえで、北朝鮮の挑発に責任を問いながらも、実質的な変化を引き出す方法について現実的で踏み込んだ考えを示したものだと擁護した。
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