
ソウルの冠岳山で、若者を中心に登山ブームが広がっている。いわゆる若年層が「運気を上げる」として山頂を目指し、平日でも行列ができるほどの人気となっている。
平日朝にもかかわらず、登山口や山頂の延珠台では写真撮影を待つ若者で混雑し、山頂では30分近く並ぶ光景も見られた。
SNSでは「冠岳山認証」を意味する言葉も登場し、登頂写真を投稿することが一つのトレンドとなっている。検索関心も急上昇し、過去5年で最高水準を記録した。
このブームのきっかけは、「運が悪い時は冠岳山へ行け」という占い師の発言とされる。就職や入隊を控えた若者が「良い気を得る」目的で訪れるケースが目立つ。
登山客からは、デジタル機器から離れる時間になる、願い事をしたいといった声も聞かれ、単なる運動にとどまらない体験型のトレンドとして広がっている。
登山客の増加は周辺の商圏にも影響を及ぼしている。山頂付近の売店では売り上げが約2倍に増加し、ふもとの飲食店でもキンパ(韓国のり巻き)などの持ち帰り需要が伸びている。
こうした流れは外国人観光客にも広がっている。SNSでは北漢山や仁王山で登山する海外の若者の投稿が増加している。
旅行プラットフォームのデータによると、外国人向けハイキング商品の閲覧数は前年と比べて54.5%増加し、特に北漢山は43.4%の伸びを記録した。
専門家は、この現象について健康志向とSNS文化が融合した結果だと分析する。登山に加え、写真を共有する体験そのものが価値となり、若者の間で新たなレジャー文化が形成されている。
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