
韓国のグループ「BTS(防弾少年団)」のフルメンバーによるワールドツアー発表を受け、世界の旅行市場が即座に反応した。韓国公演が予定される高陽や釜山では宿泊施設の検索数が急増し、「アーミーノミクス(ファン経済)」の影響力が改めて浮き彫りとなった。
「アーミーノミクス」は、BTSのファン「ARMY」と経済を意味する「エコノミクス」を組み合わせた言葉で、ファン活動が生み出す経済効果を指す。
旅行予約サイトの分析によると、ツアー日程発表直後、高陽地域の宿泊検索数は前週比で約8倍に増加。6月公演が予定されている釜山も47%増となり、高い関心を集めた。
特に海外ファンの動きが顕著だ。国・地域別では日本、台湾、フィリピン、香港、中国の順に需要が高く、フィリピンでは検索数が7倍以上に急増。香港は145%増、中国でも2倍以上に伸びた。
さらに、公演期間に限定すると増加幅は一段と拡大する。高陽公演期間中の宿泊検索数は海外旅行者ベースで約185倍に達し、国内旅行者も約44倍増となった。
韓国ファンの海外遠征需要も伸びている。マレーシア・クアラルンプールが22%増で最も高く、オーストラリア・メルボルン、タイ・バンコク、台湾・高雄、シンガポールなども上位に入った。
業界関係者は「フルメンバーでの復帰を受け、世界中のファンが長距離移動をいとわず公演に足を運ぼうとしている」と指摘する。音楽イベントが観光や宿泊需要を大きく押し上げる構図が改めて示された。
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