
ショッピングやKポップ中心だったソウル観光が、グルメへと急速に広がっている。単なる食事ではなく、特別な食体験を求めてソウルを訪れる外国人観光客が増え、観光産業の質的成長が進んでいる。
旅行予約サイトのトリップドットコムによると、ソウルのファインダイニングに関する検索数は前年より着実に増加している。特にシンガポール(22.2%増)、日本(21.7%増)、タイ(17.9%増)、香港(15.7%増)など、アジア主要市場で顕著な伸びが見られた。
背景には、料理サバイバル番組などの人気がある。出演シェフやレストランへの関心が高まり、シェフのソン・ジョンウォン氏の「イタニックガーデン」や「ラマンシークレ」はグローバルランキングで上位に入った。また、シェフのアン・ソンジェ氏の「モスソウル」や、イ・ジュンシェフの「スワニエ」も高い評価を受けている。
グローバル調査でも、旅行における食の重要性は明らかだ。旅行者の44%が「食体験」を目的地選択の主要要因と回答しており、実際にグルメ関連の予約は前年比43%増加した。国境を越えて「食」を求める動きが広がっている。
検索傾向にも違いが見られる。海外利用者は「ファインダイニング」「ミシュラン」など品質を重視するキーワードを多く使う一方、韓国内では「記念日」や「夜景」などシーン重視の検索が目立つ。
専門家は「レストランそのものが目的地となるグルメ旅行は、高付加価値観光の核心」と指摘する。Kポップやショッピングに続き、Kフードが新たな観光の柱として存在感を強めている。
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