
韓国のグループ「BTS(防弾少年団)」がソウル・光化門広場で開くカムバック公演を前に、無料配布されたチケットの高額転売がオンライン上で相次いでいる。警察が取り締まりを予告しているにもかかわらず、最高150万ウォン(約16万6000円)で売り出す投稿も確認された。
SNSやオンラインコミュニティでは、公演チケットを譲るとしてプレミアム価格を要求する投稿が多数掲載されている。転売価格は5万ウォン(約5500円)から150万ウォン(約16万6000円)まで確認され、10万~30万ウォン(約1万1000~約3万3000円)程度の上乗せが多いという。
オンラインでは「スタンディングエリアの好位置」として150万ウォンで譲るとする投稿や、ファンコミュニティ「Weverse」で当選したチケットを120万ウォン(約13万3000円)で売るという投稿も見られた。「現地でサポートする。外国人でも可能」と説明する例もあった。
取引方法には、応募アカウントごと渡す「ID譲渡」や、入場用リストバンドを現地で手渡す方式などが使われている。「ステージ前で視界が良い」「ID譲渡が失敗すれば全額返金」などと宣伝する投稿も確認された。
12日に追加販売された7000席も即座に完売。この過程では「希望するアカウントで席を確保する。手数料は2万ウォン(約2200円)」とする代理購入募集も見られた。
こうした状況を受け、警察と文化体育観光省、主催側が対策を強化している。警察は公演当日、会場周辺に警察官を配置し、転売行為を取り締まる。現場で発覚した場合、軽犯罪処罰法に基づき16万ウォン(約1万8000円)の通告処分となる可能性がある。
サイバー捜査隊はマクロプログラムを使った大量購入や再販売も捜査中だ。マクロでチケットを確保して転売した場合、公演法違反で1年以下の懲役または1000万ウォン(約111万円)以下の罰金が科される可能性がある。
文化体育観光省は中古取引サイトを監視し、通報があれば投稿削除を要請。実際にBTS公演をめぐる高額転売疑い4件(計105枚)について警察に捜査を依頼した。
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