
韓国で2025年4月の出生数が2万717人となり、前年同月比8.7%増加した。これは1991年以降、34年ぶりの最大増加率であり、増加人数では2011年以来14年ぶりの規模となった。出生数は2024年7月以降、10カ月連続で前年同月を上回っている。
統計庁が6月25日に発表した「2025年4月人口動向」によれば、出生増加は結婚適齢期に入った1991~1996年生まれのいわゆる「エコブーム世代」の婚姻増加が影響しているとされる。地域別では済州道を除くすべての道と広域市で出生数が増えた。
同月の合計特殊出生率は0.79人で、前年同月より0.06ポイント上昇した。統計庁関係者は「30代前半の出産年齢層人口が増加し、結婚数の増加傾向も継続している。結婚に対する意識の改善や、政府の少子化対策など政策的要因も影響している」と述べた。
一方、同月の死亡者数は2万8785人で、前年同月比225人(0.8%)増。出生数より死亡数が多く、人口は8068人の自然減となった。人口の自然減はこれで66カ月連続である。
婚姻件数は1万8921件で、前年同月比884件(4.9%)増加し、同月としては2019年(2万26件)以来最多となった。婚姻は2024年4月から13カ月連続で増加している。
離婚件数は7299件で、前年同月比402件(5.2%)減少。
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