2024 年 4月 27日 (土)
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韓国政府、外食店で焼酎のグラス単位販売を許可…酒類トレンド、多角化へ

ソウル市鍾路区(チョンログ)のある飲食店(c)MONEYTODAY

韓国政府が食堂や居酒屋で焼酎などをグラス単位で販売できるよう許可すると明らかにしたことで、酒類トレンドの多角化が予想されている。

政府や関連業界によると、早ければ来月から焼酎などすべての酒類をグラス単位で販売できるよう法的に明示される。企画財政省は20日、こうした内容の施行令改正案を立法予告。酒類販売業免許取り消し例外理由に「酒類を杯など空き容器に分けて販売する場合」を追加する内容だ。

従来の酒税法基本通則では、こうした販売方法が許されるのはカクテルや生ビールに限られていた。

グラス販売解禁によって、焼酎を別の飲料で割ったり果物を入れたりする「ミクソロジー」、焼酎とトニックを混ぜた「ソトニック」など新たなトレンドが強まるという見方がある。

酒類業界の関係者は「以前は焼酎1本とトニック、レモンを1セットで販売していたが、グラス売りが可能になったことで飲食店が新たなメニューを考えるようになるし、メーカーも以前と違うメニューや大容量製品を提案できるようになる」と話す。

ただ、衛生管理上の懸念もある。飲み残したお酒を再使用できることや酒の出所がわからないことから、グラス売りを嫌う雰囲気も残っているためだ。

これに対して酒類業界は「ウィスキー、ワインのようにグラス販売用の酒を店で別途用意しておけば衛生上の心配も解決できる」としている。

(c)MONEYTODAY

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