
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏が、ロボット犬事業を巡る請託疑惑に問われているドローンドーム代表のソ・ソンビン氏に対し、高級腕時計「ヴァシュロン・コンスタンタン」の残金名目で約2900万ウォン(約319万円)を送金したことが確認された。キム氏とソ氏側は、この時計について、贈り物ではなく購入代行だったと主張してきた。
キム氏側は最近、ソ代表側にヴァシュロンの腕時計の残金を振り込み、関連する送金記録をソウル中央地裁に提出した。キム氏側の弁護士は「購入代行を依頼したものだが、残金を支払えていなかった。捜査と裁判が始まり、ソ代表に会うことができず、証人尋問が終わった後、誤解の余地がない時点で支払う意思を示し、送金した」と説明した。
キム氏は2022年9月、ソ代表からロボット犬事業の請託名目で3390万ウォン(約373万円)相当のヴァシュロン・コンスタンタンの腕時計を受け取ったとして起訴された。ソ氏も時計を提供した罪でともに裁判にかけられている。
キム氏とソ代表側は、捜査と裁判の過程で、この時計について購入代行を依頼しただけで請託とは無関係だと主張してきた。当時、契約金500万ウォン(約55万円)を支払ったとも供述している。
キム・ゴニ特別検察チームは13日、「単なる購入代行という主張は、常識に照らして納得しがたい弁明だ」として、ソ代表に懲役1年6カ月を求刑した。キム氏に対しては、懲役7年6カ月と約5600万ウォン(約616万円)の追徴を言い渡すよう裁判所に求めた。キム氏とソ代表らに対する判決は6月26日に言い渡される。
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