2024 年 5月 16日 (木)
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韓国・10代女性の拒食症患者、4年間で97.5%増

(c)news1

摂食障害のため医療機関を訪れる人が韓国で増えている。国民健康保険公団の資料によると、2018年から2022年までの5年間に、過食症や拒食症などで病院を訪れた患者の8割は女性だという。

昨年の過食症患者は4115人で2018年(3108人)比32.4%増加した。このうち女性が89.6%(3686人)を占め、これを年代別に見ると、20代が40%で最も多く、30代21.5%、40代13%などが続いた。

拒食症の患者は3084人で2018年(2136人)より44.4%増加。女性が75.7%で、年代別では▽70代以上が37.6%▽10代以下23.3%▽20代12.2%▽60代9.6%▽30代6.7%――の順だった。

特に10代以下の拒食症患者は2018年の275人から2022年543人へと97.5%増加した。

摂食障害患者が増えていることで拒食症、暴食症を経験する10代、20代女性の日常を取り上げたコンテンツがユーチューブでも大量に検索されている。

あるユーチューバーは極端な節制と暴食によって昨年4月の映像では体重が28.2kgまで減るなど入退院を繰り返している。しかし、最近の映像では過食症を克服するとしており、6月の体重は71kgだ。

野党「共に民主党」のシン・ヒョンヨン議員(国会保健福祉委員会)は「最近メディアを通じて誤った食習慣を共有する若い女性が多い。外見至上主義の余波で体形のイメージが歪曲され、過激なダイエットや摂食障害につながる恐れがある」と話した。

根本的な原因の究明と包括的な解決策作りのため、国の積極的な役割と対処が必要だという指摘が出ている。

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