2026 年 6月 4日 (木)
ホーム政治韓国・前代未聞の「投票用紙不足」で深夜の猛抗議…激怒する住民とユーチューバー、大混乱を招いた「不正選挙」陰謀論の火種

韓国・前代未聞の「投票用紙不足」で深夜の猛抗議…激怒する住民とユーチューバー、大混乱を招いた「不正選挙」陰謀論の火種

3日午後、ソウル市松坡区蚕室7洞第2投票所で、一部住民が開票中断を訴えている(c)news1

韓国統一地方と国会議員再・補欠選挙の本投票日だった3日、投票用紙不足が起きたソウル市松坡区の投票所前に住民や保守系ユーチューバーが集まり、夜通しの対立が続いた。同日午後10時に投票が終了してから5時間が過ぎても対立が続き、投票箱の搬出もできない状況が続いた。

ソウル市松坡区蚕室7洞第2投票所前には4日午前3時時点で数百人が集まっていた。

集まった人たちは投票所前とマンション団地の出入り口一帯を取り囲み、「不正選挙」「開票中断」「投票無効」などのスローガンを叫び、投票箱の搬出を阻んだまま警察などと対峙している。

同投票所は「投票用紙不足」問題が発生したソウル地域14カ所の投票所のうちの一つで、整理券を受け取った有権者の投票終了時刻を当初の午後6時から午後10時へ4時間延長し、投票を進めた。

夜が更けるほど、投票所前の人波は減らず、むしろ増える様子だった。カメラや携帯電話を持った保守系ユーチューバーが相次いで合流し、韓国国旗を持ったり赤い帽子をかぶったりした市民も集まった。

夜通しの状況に備えるかのように、市民らはマンション正門近くのコンビニでミネラルウオーターやスポーツドリンクなどを残らず買っていった。

投票所前で娘とともに状況を見守っていた40代の住民は「中央選挙管理委員会が投票用紙を管理すべきだった。市民の政治的傾向がこれほど露骨に表れる状況を作ってはならなかった」と指摘した。

この住民は「ここは特に政治色が強い地域だが、それを扇動する外部勢力もあり、こうした姿を子どもたちに見せるのが恥ずかしい。このように分裂する姿は望ましくない。100%中央選管の問題で、これにより陰謀論が出ていることに腹が立つ」と話した。

一方、「投票もできなかったのに何の開票をするのか」「試験を受けようとしたのに試験用紙を受け取れなかったようなものだ」と反発する住民の姿も目立った。

松坡区近隣で投票しようとして「用紙不足」で投票できなかった人たちも多数、現場に集まった。彼らは「もしかしたらと思って来たが、大切な一票も行使できないことに惨たんたる思いを感じる」と訴えた。

60代女性は「生きてきて初めてのことで、あってはならないことだ。どうして投票用紙を足りない状態で持ってくることができるのか。中央選管とイ・ジェミョン(李在明)政権は処罰されるべきだ」と話した。

ソウル市鍾路区の光化門広場でも、今回の選挙を「不正選挙」だと主張するデモ隊約500人が集まり、「不正選挙は根本的に無効」として抗議デモをした。デモ隊は韓国史講師チョン・ハンギル氏が個人配信で集合場所を光化門から中央選管に訂正すると、果川へ向かった。

一方、ホ・チョルフン中央選挙管理委員会事務総長は3日午後9時、京畿道果川市の庁舎で国民向け謝罪記者会見を開き、「ソウル市松坡区で12カ所、江南区と広津区でそれぞれ1カ所ずつ、計14カ所で投票用紙が不足したと把握している。午後6時40分ごろには、残りの投票所の問題はほとんど解消された」と説明した。

中央選管関係者によると、投票用紙不足が発生したソウル地域14カ所の投票所のうち、蚕室7洞第2投票所のように投票終了時刻を延長した事例はない。

保守系市民団体「庶民民生対策委員会」は3日、選管関係者を職権乱用や職務遺棄などの疑いでソウル警察庁に告発した。

(c)news1

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