
韓国ハンファエアロスペースが韓国航空宇宙産業(KAI)の株式を拡大し、KAI買収説が勢いを増している。ハンファが買収すれば、陸・海・空・宇宙を統合するポートフォリオが完成し、K防衛産業の競争力が高まるとの評価が出ている。「韓国版スペースX」構想が現実化する可能性への期待もある。
一方で、独占への懸念や競合企業、KAI内部の反発は解決すべき課題だ。買収までは「越えるべき山」が多いとの見方もある。
防衛産業界によると、ハンファエアロスペースが4日、KAI株式を計5.09%確保したと公示して以降、業界内外ではKAI買収の可能性が本格的に取り沙汰されている。政権交代のたびに浮上してきたKAI民営化の問題が再び注目されている形だ。
ハンファエアロは3月にKAI株式4.99%を保有していると公示し、今月さらに0.1%を追加取得したと明らかにした。株式5.09%の保有後、保有目的も「単純投資」から「経営参加」に変更した。
業界内外では、ハンファがKAI買収の意向を示したとの見方が優勢だ。ハンファエアロは年末までに計5000億ウォン(約550億円)を投じ、持ち株比率を6.43%、グループ全体で8%水準まで引き上げる計画も示した。
ある業界関係者は「KAIを買収しようと積極的に手を挙げた格好だ」とし、「航空宇宙市場に本格進出するため、KAIを買収する必要があると判断し、株式拡大を進める決意を固めたようだ」と話した。
ハンファが実際にKAIを買収した場合、地上のハンファエアロ、海洋のハンファオーシャンを含め、陸・海・空・宇宙を網羅する統合ポートフォリオを構築できる点が最大の長所に挙げられる。
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