
韓国のゲーム会社「ネクソンゲームズ」の長寿知的財産権(IP)が苦境に立たされている。2000年代初めのカジュアルゲームブームをけん引した「バブルファイター(Bubble Fighter)」は、サービス開始から17年で終了を迎えることになった。「カートライダー」IPのPC向け後続作も曲折を経ており、先行きを懸念する声が出ている。
ゲーム業界によると、「バブルファイター」運営チームは最近、公式ホームページで、6月24日にゲームサービスを終了すると発表した。運営チームは「利用環境と運営条件を検討した結果、満足できるサービスの提供が難しいと判断し、終了を決めた」と説明した。
今回の決定について業界では、収益性の低い事業を大胆に整理するネクソンのパトリック・ソーデルンド会長の「選択と集中」方針に沿った措置との見方が出ている。
ソーデルンド会長は先月、東京で開かれた資本市場向け説明会で、収益性が不透明な事業は整理する考えを示していた。
「バブルファイター」は2009年7月に正式サービスを開始した。「バジ」や「ダオ」などのキャラクターが水鉄砲で相手を攻撃するカジュアルゲームとして人気を集めた。ただ、時間の経過とともに「思い出のゲーム」という象徴性は残ったものの、利用者数はサービス初期に比べて減少した。
「バブルファイター」とキャラクター世界観を共有する「カートライダー」IPも最近は苦戦が続いている。「カートライダー」シリーズの開発会社ニトロスタジオが、2025年12月16日に破産したためだ。
ニトロスタジオは2023年、「カートライダー」IPを活用して「カートライダー:ドリフト」を送り出した。ネクソンは当時、新作に力を注ぐため、2004年から運営してきた「クレイジーレーシング カートライダー」のサーバーを閉じる強硬策まで取った。
しかし、新作「カートライダー:ドリフト」はゲーム性の不足や運営面の未熟さなどからヒットに至らず、2025年10月にサービスを終えた。
ニトロスタジオは同年8月に希望退職を実施し、退職者を除く残留人員は全員、親会社のネクソンコリアに雇用承継された。
開発会社が消滅したことで、利用者の間では「カートライダー」IPで唯一のPC版開発まで頓挫するのではないかとの不安が広がった。
(c)news1