2024 年 4月 24日 (水)
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韓国の研究者「北朝鮮、長期的に核弾頭300発」危惧…現在推定80~90発

北朝鮮の火星15型大陸間弾道ミサイル(ICBM)(写真=労働新聞キャプチャー)(c)NEWSIS

韓国国防研究院所属のパク・ヨンハン、イ・サンギュの両研究員は12日、「北朝鮮の核弾頭数量推計と展望」報告書を通じて、北朝鮮が現在80~90発余りの核弾頭を保有しており、長期的に300発余りの核弾頭の保有を推進すると推定した。

両研究員は、北朝鮮が主張する核使用の類型によって最終的に保有しようとする核弾台数を推定した。

北朝鮮はキム・ジョンウン(金正恩)政権の生存のための最後の手段という不可避性から核兵器の使用を決心するとみられると指摘。昨年4月25日に開かれた閲兵式では「核先制使用」の意志を誇示したという。同9月の最高人民会議では「核武力政策」法令を発表し、核兵器管理および使用に必要な手続きなどを補完し、従来より攻勢的な核戦略も強調したと分析した。

そのうえで「軍事的目的を達成するために、長期的に保有しようとする核弾頭の規模は、少なくとも100発から300発程度と推計できる」と分析した。ただ、戦略核(多弾頭)や予備弾の保有まで考慮すれば、規模はさらに増える可能性があるとも示唆した。

現在、北朝鮮が保有している核弾頭は約80~90発と推定している。

研究員らは「2010年に北朝鮮は(米スタンフォード大の)ヘッカー教授が北西部・寧辺(ニョンビョン)を訪問した時、寧辺ウラン濃縮施設の年間濃縮能力は8000キログラム-SWU(分離作業量)」と言及した。最近は寧辺ウラン濃縮施設の増設および降仙(カンソン)ウラン濃縮施設疑惑などが提起されており「施設1つの容量より多く保有(最大4つ)している可能性もある」と推定した。

そのうえで「最大4施設を約12年間稼動したと仮定すると、武器級高濃縮ウラン2044キログラムの保有が可能だ。核兵器にする際、臨界質量などを考慮して、1発当たり約25キログラムを使用すれば、最大80発程度を保有する可能性がある」と推算した。

使用済み核燃料の再処理方式で作る兵器級プルトニウムの場合、約68~78キログラムと予想し、これを核弾頭の数量に換算すると17~19発程度と推定した。研究員らは「したがって北朝鮮が保有するウランおよびプルトニウム核弾頭の数量は、現在80~90発余りと評価できる」と分析した。

(c)NEWSIS

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