2026 年 5月 15日 (金)
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韓国で軽・小型車人気が上昇…物価高・高油価で消費者が注目

キアEV3(c)MONEYTODAY

韓国の自動車市場で、軽自動車や小型車など「小さな車」の躍進が目立っている。物価高と高金利の影響で消費心理が萎縮するなか、経済性と実用性を前面に出した車が消費者に選ばれているとみられる。

カーイズユーデータ研究所によると、2026年1~4月の累計軽自動車新車登録台数は2万8417台で、前年同期比12.8%増加した。市場全体に占める軽自動車の比率は、同じ期間に5.1%から5.6%へ0.5ポイント上昇した。小型車も4月までの累計で5万7416台となり3.9%増え、全体販売に占める比率は11.2%を記録した。

4月だけを見ると、軽自動車の成長はさらに急だ。4月の軽自動車登録は8263台で、前年同月比32.7%増加した。モデル別では、軽ハッチバックのキア・モーニングが3175台で、同期間に186.3%急増した。軽RVのレイも4634台で3.2%増え、軽自動車需要を支えた。小型車級では、電気SUVのキアEV3が4333台で27.9%増加し、小型電気自動車市場の成長をけん引した。

2025年に軽自動車販売が大きく減ったことと比べると、2026年に入って販売が反転している形だ。韓国自動車モビリティ産業協会によると、2025年の韓国国内軽自動車累計販売台数は7万4239台で、2024年の9万9211台に比べ24.1%減少した。軽自動車販売が7万台水準に落ち込んだのは、ここ20年で初めてだ。2012年に21万台を超えてピークを記録した後、2021年には9万8781台となり、初めて10万台を下回った。完成車メーカーがSUVや大型車など高収益・人気車種の生産に集中し、現在韓国で販売されている軽自動車は現代自動車キャスパーと、キアのモーニング、レイ、レイEVなどにラインアップが縮小している。

最近、軽自動車と小型車の登録が増えた背景には、何より長期化する景気鈍化、高物価・高金利の状況がある。車両価格だけでなく、取得・登録税の減免や通行料、駐車料金の割引など、軽自動車ならではの税制優遇が注目され、実質的な維持費を抑えようとする合理的消費が増えている。さらに、米国とイランの戦争に伴う高油価基調も影響した。また、軽自動車や小型車が過去と違い、先端の利便装備や安全装置を多数搭載して商品性を高めた点も、購入転換の主な要因に挙げられる。

韓国市場で相対的に人気が低かったハッチバックモデルも、モーニングの販売好調と中国車の販売拡大により比率が上がった。4月のハッチバック登録台数は5293台で、前年同月の2260台に比べ134.2%増加した。特にBYDのドルフィンは4月に800台を販売し、輸入乗用車モデル別順位で5位に入った。

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