2026 年 5月 19日 (火)
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韓国で相次ぐ「薬物悪用事件」…ソウル・モーテル連続殺人と類似手口に懸念

(c)MONEYTODAY

ソウル・モーテル連続殺人事件以降、類似した手口の薬物犯罪が相次ぎ、模倣犯罪への懸念が高まっている。医療用麻薬類の処方が年々増える中、処罰強化と管理対策が必要だとの声が出ている。ただ、治療目的の患者まで萎縮させる過度な規制につながってはならないとの指摘もある。

警察によると、京畿道富川遠美警察署は9日、殺人未遂の疑いでテコンドー道場を運営する20代の女性館長と、職員の40代の妻を逮捕した。2人は職員の妻の夫にベンゾジアゼピン系薬物を混ぜた酒を飲ませ、殺害しようとした疑いが持たれている。警察の調べで女性館長は、自分が処方を受けた薬物を砕いて酒に入れたという趣旨の供述をした。

4月には、ソウルと京畿道一帯で男性4人に薬物を飲ませて眠らせた後、金品を奪った20代女性も逮捕された。当時、被害者らの検査ではベンゾジアゼピン系薬物の成分が検出された。

相次いで発生したこれらの事件は、ソウル・モーテル連続殺人事件と類似した手口という点で懸念を強めている。キム・ソヨン被告(20)は2025年12月から2026年2月まで、ベンゾジアゼピン系薬物を混ぜた飲み物を男性らに飲ませ、2人を殺害し、4人にけがをさせた罪で裁判にかけられた。犯行に使われた薬物は、キム被告が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を理由に、精神科で自ら処方を受けたものとされる。

ベンゾジアゼピン系薬物は、不安障害や不眠症の治療などに使われる向精神性医薬品だ。酒と一緒に服用したり過量に使ったりすると、意識を失ったり、生命に危険が及んだりする可能性がある。

特に、犯行の手口がオンラインで広がっている点も問題視されている。最近、オンライン上では「キム・ソヨンレシピ」というタイトルで、犯行に使われた薬物の種類や調合法などが投稿された。追加の模倣犯罪につながり得るとの懸念が現実になった形だ。

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