2024 年 4月 25日 (木)
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今秋にも路上で走行場面 [KWレポート] 配達ロボットが家に上がる日(4)

自律走行配達ロボット「DILLY DRIVE」(写真=優雅な兄弟たち提供)(c)NEWSIS

自動走行、人工知能(AI)、IoT(モノのインターネット)、ロボットなど、革新的技術・サービスの事業化を促すため、地域や期間を限定して、既存の法律や規制の適用を一時的に停止する制度を「規制サンドボックス」と呼ぶ。

屋外自動運転ロボットで、この規制サンドボックスの「1号企業」となったのが、韓国のロボットメーカー「ロボティズ(ROBOTIS)」だ。キム・ビョンス代表は4月6日、国会や政府省庁関係者らと面会して自社事業を紹介し、次のような見通しを語った。

「早ければ、今年第4四半期(10~12月)には、路上で配達ロボットの走行場面を見ることができる、と期待している」

今年は、本格的な屋外自動運転ロボット市場が開かれる見通しだ。配達ロボットが屋外の歩行道路を自動運転しながら、食べ物を配達する日も遠くない。

業界関係者によると、屋外移動ロボットを歩行者と同様にみなし、歩道通行を可能にする道路交通法改正案が3月30日、国会本会議で可決された。屋外移動ロボットの運行に関する根拠と、歩道通行許容基準などを骨子とする「知能型ロボット法改正案」も整えられる。

◇韓国政府も支援に積極的

従来、ロボットは車両扱いだったため、歩道通行が不可能だった。すでに室内では自動運転ロボットが通っているが、屋外では関連規制に縛られ、実証するにとどまっていた。

キム・ビョンス代表は「(法律が整備されれば)屋外自動運転ロボットを利用した多様な事業化を試みることができるだろう」と意気込む。

韓国政府もロボット産業の支援に積極的だ。

産業通商資源省は3月2日に開催した「第3回規制革新戦略会議」で、先端ロボット規制革新法案を発表した。ロボット市場が急速に成長する中、制度改善に速度を上げ、51課題のうち39課題を来年までに終える計画だ。

(つづく)

(c)NEWSIS

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