2024 年 5月 19日 (日)
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ルーマニア自走砲事業、入札適格候補に韓国の「K9」

砲弾を発射するK9自走砲(c)news1

ルーマニアの新型自走砲導入事業の入札適格候補(ショートリスト)に韓国企業ハンファエアロスペースの「K9自走砲」が含まれていることがわかり、輸出への期待が高まっている。

10日の現地メディアの報道によると、ルーマニア国防省がこのほど選定した自走砲導入事業のショートリストには韓国ハンファエアロスペースのK9のほか、ドイツKMWのPzH2000、トルコMKEKのT155フィルティナが入った。

今回の事業は自走砲54門をはじめ▽煙幕弾・照明弾など弾薬▽弾薬運搬や積載用の特殊車両12台▽気象観測装備と音響探知システム――などを導入するもので、規模だけで1兆ウォン(約1100億円)を超えるという。

ルーマニア国防省は年末までに事業者選定を終えるものとみられる。

K9は韓国をはじめフィンランド、エストニア、ノルウェーなど世界9カ国で運用されており、昨年はポーランドとも輸出契約を結んだ。

現存最強の自走砲という評価を受けているドイツのPzH2000は最強の自走砲との評価を受けているが、K9との性能に大きな差はない割に価格と維持費がK9の2倍以上とされる。また、トルコのT155フィルティナはK9を基盤にトルコと韓国が共同開発した自走砲で輸出事例がない。

(c)news1

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