2026 年 4月 18日 (土)
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「AIで書いた自己PR」はもう限界?…韓国Z世代が訴える選考の形骸化

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人工知能(AI)の普及により、採用選考で重視されてきた自己PR文の実効性に疑問を抱く若者が韓国で増えている。

就職情報サービスを手がける進学社キャッチがZ世代(1990年代半ばから2010年代前半の生まれ)の求職者1685人を対象に実施した「採用手続きに関する認識調査」によると、回答者の65%が採用プロセスを「複雑」と感じていると答えた。「普通」は28%、「複雑ではない」は7%にとどまった。

簡素化が最も必要な選考としては「自己PR文」(36%)が最多となり、「AI適性検査」(20%)、「適性試験」(15%)、「二次面接」(10%)などが続いた。

自己PR文の簡素化を望む理由では「差別化ができない」(56%)が最も多く、「十分に評価されていないと感じる」(19%)、「評価基準が不明確」(10%)などの回答も挙がった。

こうした認識の変化の背景にはAIの普及があるとみられる。「AIによって差別化が難しくなった選考」を問う質問では「自己PR文」が53%で最多だった。過去の調査では、Z世代求職者の91%がAIを活用して自己PR文を作成していると答えている。

AI時代にふさわしい採用方式については「書類を簡素化し、面接に重点を置く方式」(43%)が最も多く、「プロジェクト・インターン型」(30%)、「課題ベースの能力検証型」(19%)が続いた。「従来方式を維持すべき」との回答は8%にとどまった。

こうした流れを受け、企業側でも新たな選考手法の導入が進んでいる。韓国の航空会社エアロKは自己PR文を廃止し、経験ポートフォリオ方式へ転換した。日本のロート製薬も書類選考を廃止し、応募者全員を面接する方式を採用している。

進学社キャッチのキム・ジョンヒョン本部長は「AI活用が日常化する中で、自己PR文選考の実効性に疑問を持つ求職者が増えている」と指摘し、「単に手続きを減らすだけでなく、どのように適性人材を見極めるかについて採用市場全体で再検討する必要がある」と述べた。

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