
ソウル市江南区が23日から「テヘラン路」一帯を禁煙通りに指定し、本格的な取り締まりに乗り出した。指定区域内での喫煙には最大10万ウォン(約1万1000円)の過料が科され、24日からは合成ニコチン電子たばこも対象に含まれた。
取り締まり区間は宣陵駅から駅三駅付近までの歩道約1.4キロメートルに及ぶ。開始後初の昼休みとなった24日、大通り沿いではたばこの煙や喫煙者の姿が目に見えて減っていた。しかし、一歩路地に入ると状況は一変し、取り締まりを避けて集まった会社員たちで煙が白くかすむ事態となっている。
現場の喫煙者からは「禁煙区域を指定するだけでは解決にならない。より奥の路地へ隠れるだけだ」といった不満や、「喫煙施設があまりにも足りない」という訴えが続いている。宣陵駅からポスコ交差点までの約700メートル区間内にある公共喫煙ブースは現在1カ所のみだ。一部の会社員は「罪人扱いされているようで禁煙を考えるようになった」と複雑な心境を明かした。
一方、非喫煙者からは「大通りで吸う人が減ったのは感じるが、依然として路地のにおいがひどい」と実効性を疑問視する声や、「徹底した取り締まりが必要だ」と歓迎する意見が出ている。
江南区庁関係者は「限られた人員で全域を巡回しているため、特定区間の常時管理は容易ではない」と説明した。喫煙施設拡充の要求については「政策の基本方向は施設の拡充ではなく、禁煙誘導にある」とし、大規模な拡充は検討していないことを明らかにした。
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