2026 年 5月 2日 (土)
ホーム政治元徴用工の証言テープが韓国市民団体に寄贈…戦時中の労役と脱出の経緯を記録

元徴用工の証言テープが韓国市民団体に寄贈…戦時中の労役と脱出の経緯を記録

故ファン・グァンリョンさんの肉声証言を収めた資料(c)NEWSIS

日本統治時代に労働動員された元徴用工の肉声による証言資料が、韓国の市民団体に寄贈された。

市民団体「日帝強制動員市民の会」は27日、元徴用工の故ファン・グァンリョンさんの遺族から、肉声テープを含む関連資料4点の寄贈を受けたと発表した。寄贈されたのは1996年ごろに録音された約50分の音声テープや、デジタル化されたUSBメモリ、調査記録など。

ファンさんは1920年に全羅南道長城で生まれ、1942年11月ごろに福岡・若松の造船所に動員された。証言テープには、当時の過酷な労働環境や、1944年4月ごろに友人と密航船を手配して対馬や莞島(ワンド)を経由し、木浦(モッポ)へ脱出した経緯などが肉声で詳細に記録されているという。

同団体は、寄贈された資料を展示や歴史研究の貴重な資料として活用していく。

韓国行政安全省の統計によると、国外への労働動員に関わったとされる生存者は2026年1月時点で全国に434人となっており、前年同期の640人から1年間で200人以上減少した。関係者は存命の当事者が減るなか、当時の実態を裏付ける資料の収集と積極的な寄贈を呼びかけている。

(c)NEWSIS

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