2024 年 5月 19日 (日)
ホームライフスタイルトラベル「ぼったくりへの懸念」だいぶ薄れたソウル明洞…外国客は商品情報を事前にチェック

「ぼったくりへの懸念」だいぶ薄れたソウル明洞…外国客は商品情報を事前にチェック

明洞を訪れた外国人観光客(c)MONEYTODAY

新型コロナウイルス禍が明け、海外との往来が自由になりつつある。韓国を訪れる外国人観光客数も大幅に増え、明洞(ミョンドン)があるソウル市中区(チュング)の先月の外国人訪問者数は38万3431人で昨年同月比3.3倍増だ。外国人観光客を狙った「ぼったくり販売」も懸念されているが、ほとんどの外国人は屋台の価格はリーズナブルだという反応を示した。

14日午後5時ごろ、明洞の通りでは外国人観光客が路上でエビのカンジョン(甘い唐揚げ)、卵パン、カニフライなど屋台メニューを手にしていた。

セマングム世界スカウト大会のジャンボリーを終えてスウェーデンに帰国するイ・ウロさん(20)は「明洞は韓国の他地域に比べて高いようだが、スウェーデンと比べると安い」と言って、6000ウォン(1ウォン=約0.1円)のチーズボールカップを知人と分けて食べていた。

ジャンボリーに参加したアイルランド人のエニー・ダンリーさん(20)も「アイルランドと比べると物価が安すぎるぐらい。いろんな店もある。大盛ソフトクリームも3000ウォンで買った」と笑った。

事前に商品の価格を調べて来る外国人も増えており、明洞の化粧品店従業員は「中国人観光客は希望する商品の情報をインスタグラムやティックトックで調べてから来る。通常より高く売るなんてとてもできない」と説明した。

ソウル市東大門区(トンデムンク)のあるショッピングモールも外国人観光客であふれかえっていた。帰国前に母親と服を買いに来た女性(23)は「日本と比べても物価はそれほど高くないようだ。食べ物、服、記念品、ホテル、すべて安くて良い」と話した。

このショッピングモールの従業員は「最近は日本などいろんな国から観光客が来る。今後は中国の規制解除で中国人が押し寄せてさらに混雑すると思う」と期待感をにじませた。

(c)MONEYTODAY

RELATED ARTICLES

Most Popular