韓国政府が北朝鮮による無人機での挑発に対応するためにドローン部隊早期創設方針を発表したのに続き、有・無人複合戦闘体系を国防中期計画に含ませた。無人機を本格的に確保し、戦力化するという考えだ。だが、無人機を円滑に運用するためには解決すべき課題は山積しているようだ。
国防省は28日、「2023~2027国防中期計画」で「人命被害を最小化し、戦闘効率性を増大させるためにAI(人工知能)基盤にした有・無人複合戦闘体系を発展させる」と明らかにした。
有・無人複合戦闘体系は、人が搭乗・操縦する有人プラットフォームと、ドローンやロボットなど無人プラットフォームを統合運用する武器体系。未来戦場のゲームチェンジャーと呼ばれる。
国防省は監視偵察無人機(UAV)を確保し、標的に対する監視能力を向上させる。そのうえで地形的条件を克服し、円滑な指揮統制ができるよう戦力体系を構築する計画だ。
現在、戦力化された高高度無人機(HUAV)を含め、中高度UAV(MUAV)、軍団級UAVなど、部隊規模と用途に合わせて活用できる無人航空機を多数確保する方針だ。
AIによる有・無人複合戦闘体系の戦力化が拡大できるように情報融合・全域状況認知技術、群集ドローンボット運用統制技術など関連する重要技術も整備する。
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