2024 年 12月 26日 (木)
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韓国で価格高騰のリンゴ…輸入したくてもできない「検疫交渉」の壁

ソン・ミリョン農林畜産食品相とカン・ドヒョン海洋水産相(c)news1

韓国でリンゴと梨の価格が昨年より2倍以上に上がっている。農林畜産食品省によると、2月の消費者物価は、リンゴが71.0%、梨が61.1%それぞれ上昇した。

2月下旬時点のリンゴの小売価格は2万9295ウォン(1ウォン=約0.11円)、梨4万1262ウォンで、前年より27.3%、41.8%それぞれ上昇した。

こうした果物類の価格上昇を受け、「政府が輸入を通じて物価安定に乗り出すべきだ」という声が相次いだ。しかし、検疫交渉が完了していないため、直ちにリンゴの輸入はないとしている。韓国は日本など11カ国との間で、リンゴ輸入の検疫交渉を進めている。

検疫交渉は計8段階で進められるが、国内輸入品目の場合、平均で8年1カ月に達する。最短期間は中国産チェリーの3.7年で、国産ミカンをニュージーランドに輸出するための検疫交渉は27年がかかるなど、約20年以上かかる例も多い。

ソン・ミリョン農食品相は「検疫交渉は相手国の現在の状況、意志、対応速度と関連がある。外国農産物を通じて病害虫が流入すれば、我が国の輸出も阻まれ、産業全体が破壊される恐れがある」と話した。

(c)news1

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