2024 年 12月 9日 (月)
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人気のデパート・ベスト3、成功の秘訣は? (下)

現代百貨店板橋店(現代百貨店提供)©MONEYTODAY

現代百貨店板橋(パンギョ)店の成功も、立地と関連付ける人が多い。

板橋には韓国ネット大手ネイバー、韓国システム開発大手サムソンSDS、韓国ネット大手カカオ、韓国ゲーム大手クラフトン、NCソフトなど、屈指の情報技術(IT)企業が密接している。それため、開発者などのIT、バイオ技術(BT)、文化技術(CT)、ゲーム関連産業に従事する高年収の会社員が多く居住する。

次第により多くの関連企業が板橋に移転するようになり、板橋は高級住宅街として生まれ変わった。板橋地域の成長がすなわち、現代百貨店板橋店の成長に直結したのだ。

特に新型コロナウイルスによるステイホームトレンドやデジタル転換傾向によりIT企業が大きく成長し、開発者の求人難が深刻になった。これに伴って板橋住民らの年収も上昇し、同時に現代百貨店板橋店の売り上げも増加した。

現代百貨店板橋店は2020年、新型コロナウイルスの渦中で年間売上1兆ウォンを突破、「1兆クラブ」に名を連ねた。同店が2015年8月にオープン以来、5年4カ月ぶりの成果だった。

こうした理由から、業界は出店場所の状況に便乗した成長を図るようになった。

龍山(ヨンサン)HDCアイパークモールも代表的に周辺商圏に伴って成長中の複合ショッピングモールだ。

ここは2006年にオープンして以降、数多くの好材料を享受した。

龍山は▽2014年にLGユープラスの社屋移転▽2017年にアモーレパシフィックの龍山移転、韓国最大規模のソウルドラゴンシティ(Seoul Dragon City)ホテルのオープン▽2018年にLS電線の移転▽2020年に龍山セントラルパーク・へリントンスクエアの入居▽2021年にHYBE(ハイブ)社屋移転――などが進められたからだ。

流動人口が増えて龍山地域が活気を帯び、毎年の訪問客数も大幅に増加した。アイパークモールの訪問客数は2017年に2700万人ン、2019年3200万人、2021年3500万人と毎年平均8%ずつ増えている。

アイパークモール関係者は「龍山駅にGTX(首都圏広域急行鉄道)B路線が開通する予定で、国際業務地区の造成も推進している。また、龍山区二村(イチョン)洞東部を対象にリモデリング事業、二村洞西部の開発のニュースも聞こえる。龍山公園や龍山駅の開発などの話もあり、龍山地域の発展は現在進行形だ」と話している。

©MONEYTODAY

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