2024 年 10月 11日 (金)
ホーム経済「カネにならない企業」をどう売り込むか…韓国リサーチ機関の試行錯誤

「カネにならない企業」をどう売り込むか…韓国リサーチ機関の試行錯誤

昨年1月6日、韓国取引所ソウル社屋別館4階で開かれた韓国IR協議会企業リサーチセンターの開館式(韓国取引所提供)(c)news1

韓国の投資家が投資をしながら感じる困難の一つは、企業に対する情報が不足しているということ。特に個人投資家の割合が高いスモールキャップ(時価総額1兆ウォン以下の中小型株)は企業分析報告書がほとんどない。風評のほか、「大統領選挙に関わる選挙テーマ株」などのように、テーマに沿って「真っ暗投資」をするのが常だ。

韓国IR協議会企業リサーチセンターは、こうした資本市場で発生する情報の不均衡問題を解消するため、昨年1月に設立された機関だ。

「スモールキャップ報告書」は「カネにならない」という理由で、証券会社のリサーチセンターではあまり扱わない。だが同センターは非営利独立リサーチであるため、スモールキャップ分析報告書を自由に出すことができる。

この1年間、同センターが発刊したスモールキャップ報告書は計601件。中には技術力と競争力が認められ、株価も急騰した「土の中の真珠」のような企業も少なくない。良い企業を発掘したい資本市場の渇きを解消し、市場でも好評を得ている。

同センターは市場の情報不均衡を解消し、良質の情報を提供した功績によって、「2022年大韓民国ベストレポート」授賞式で特別賞受賞が決まった。

韓国IR協議会企業リサーチセンターのセンター長を務めるパク・キヒョン氏に話を聞いてみた。

(韓国IR協議会企業リサーチセンター長のパク・キヒョン氏へのインタビューにつづく)

(c)MONEYTODAY

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