
韓国消費者院の調査によると、結婚サービス市場は価格の公正性や信頼性など、消費者が最も重視する指標すべてにおいて最低水準の評価を受けた。特に「価格の公正性」は44.7点(100点満点)と40市場中で最も低く、制度の改善が急がれる。
10日に発表された調査は、全国の消費者を対象に各市場の信頼性、価格公正性、選択可能性、消費者の不満・被害経験などを総合的に評価したもの。全体平均点は65.7点で、最も高かったのは「早朝配送」市場の71.8点だった。
一方、結婚サービス市場は50.4点で最下位を記録。消費者の44.7%が「価格が不当に高い」と感じ、78.1%が「現金決済を誘導された経験がある」と回答した。
消費者院によれば、結婚サービスを利用する過程では▽情報収集段階:85.4%が価格情報の入手が難しいと回答▽契約段階:83.2%が予想外の追加費用を請求された経験あり▽利用段階:78.1%が現金払いを求められたことがある――と、各段階において消費者が価格面での不満を抱えている実態が浮き彫りになった。
また、スチール撮影・ドレス・メイクアップのいわゆる「ス・ド・メ」パッケージについても、71.2%が「価格表示が不十分」と回答。67.5%は「業者の価格情報を信頼していない」とした。
消費者院は今後、結婚サービス市場に関する深層調査を進め、政策改善案を提案する。
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